ドイツ語を学ぶ学生の中には、せっかくドイツ語を学び始めたのだから「将来はドイツ語を使える仕事をしてみたい」と漠然と考える学生は少なくありません。しかし他方、ドイツ語を活かせる職業、とりわけドイツで働くことに関する具体的な情報提供の機会はあまり多くありません。十分な情報や準備のないままドイツに行って苦労するケースも散見されます。ドイツで働くという目標は一般的なキャリア支援の対象ともなっていないため、「ドイツ語を学ぶことでどのような就職機会があるのか」という具体的な出口戦略の提供は私たちドイツ語教員にも求められています。

そこで、ドイツでの勤務経験が豊富でドイツで働く日本人の事情に詳しい日独協会から講師をお招きして、将来ドイツで働くためにはどんなことを知っておくべきか、どんな能力や資格が必要とされるのか、また「職」についての考え方や就職事情が日独でどう違うのか、ドイツ語を学ぶ学生向けに情報提供する機会を設けることとしたものです。本企画は学園祭行事の一環として他大学からの参加も歓迎いたしますので、関心のある学生の皆さんにご周知いただければ幸いです。(事前申込みは不要です。オンライン提供はありません。)

学生向け講演とシンポジウム『ドイツで働くためには?』

 期日: 11月2日(土) 15時~17時 (獨協大学雄飛祭期間中)

 場所: 獨協大学6棟101教室(340-0042 埼玉県草加市学園町1−1 獨協大学、キャンパス西南端にある建物の1Fです)プログラム

1. 講演 『ドイツで働くためのキャリアプラン』

 講演者: 樋上 雅之 (日独協会評議員、日本・ドイツ・アメリカなどの保険会社に勤務)

2.パネルディスカッションと質疑応答 (樋上氏に加え以下のパネラーが参加します)

・ 柚岡 一明(日独協会常務理事、ジェトロ・デュッセルドルフ所長など在独18年。同志社大学客員教授)

・ 佐藤 勝彦 (日独協会理事、商社勤務の間に計7.5年のドイツ勤務。ドイツ・ブレーメン経済工科大学客員教授)

・ 木田 宏海 (日独協会理事、前獨協同窓会事務局長、デュッセルドルフ日本人学校事務局長なども歴任)

  (司会: ドイツ語学科教員 相澤 啓一・川﨑 聡史)

主催:獨協大学外国語学部ドイツ語学科、 協力: 公益財団法人 日独協会